眠っていた祖母と母のエンゲージリングをネックレスに。
2018.08.10.
story
エンゲージリングなどのリフォームができると知り、『エルドー』にやってきてくださったのは、福山市内在住の20代の女性の方。
「おばあちゃんとおかあさんのエンゲージリングがおうちに眠っていて、これってネックレスとかにリフォームできますか???」とお越しくださいました。
早速、2つの婚約指輪を見させていただきました。
おばあちゃんとおかあさんの婚約指輪、それぞれどちらか分かりますか?
正解は・・・左がおばあちゃんのもの、右がお母さんのものです。年代により、縦爪の太さが異なります。おばあちゃんのものはしっかりした爪でダイヤモンドが覆われていて、お母さんのものは華奢な爪でダイヤモンドを覆っています。
年代別の婚約指輪を一度見るのも稀ですし、指輪のデザインもほぼ同じなので、こんなにも見比べられるなんてレアです。このレア感、伝わりにくいと思いますが、「わーーー」っていう感じでした。
お客様のご要望は、2つの婚約指輪のダイヤモンドを使い、2つのネックレスを作りたい。素材はプラチナのものと、ピンクゴールドのもので♪ ということでした。
まずはおばあちゃんの婚約指輪についているダイヤモンド。
おかあさんのものとサイズは同じくらいですが、カーボンのような汚れが少し入っていました。
こちらはダイヤモンドがさらに大きく見えるよう、とりまきのあるプラチナのネックレスベースをセレクトいただきました。
とりまき=ダイヤモンドを覆う周りの部分があるデザインのネックレスベースは、ボリュームがでるだけではなく、汚れや色もごまかせ、メリットだらけ。小粒のダイヤモンドが入っているとりまきで、さらにキラキラに仕上がりました。
こちらをお持ちくださったのはお孫さんに当たられる方だったのですが、お母さまと共用したいということだったので、チェーンはあずきチェーンからベネチアチェーンに変更させていただきました。
ネックレストップのデザインが一緒でも、このチェーンを変えるだけで、印象が変わってきますし、つける方の年齢によっても見え方が違うんです。いろいろつけてみて、お気に入りのトップとチェーンを組み合わせられるのも『エルドー』の魅力です。
続いて、お母さんの婚約指輪。
お母さんがお持ちの婚約指輪の方が、おばあちゃんの婚約指輪のダイヤモンドよりも、質が高く、美しいダイヤモンドでした。
せっかく美しい、きれいなダイヤモンドだったので、ダイヤモンドの美しさが際立つ、ネックレスをセレクトいただきました。
このネックレストップ、横から見るとティアラ型で、先ほどのようにダイヤモンドのまわりにとりまきはないのですが、なぜか大きく見える万能型のネックレスなんです。
選んで頂いた素材は、ピンクゴールド。
ダイヤモンドが大きく、ゴージャスに仕上がりますが、かっこよく、すっきりして見えます。
今回の場合はきれいなダイヤモンドでとりまきがないものだったのですが…とりまきがあり、素材でピンクゴールドやイエローゴールドを選んで頂くと、ダイヤモンドの色が黄色っぽいものでも、美しく見える効果があるんです。
とりまき部分の素材の色が、ダイヤモンドのカットの面に反射し、例えば、鑑定書でカラー表示がH、L、M表示のものでも、もともとダイヤモンドが黄色っぽいというのが分からない美しさに。
2つのネックレスが完成し、お客様もジュエリーが増え、喜ばれていました。
宝石を受け継ぐ…
婚約指輪から婚約指輪への受け継ぎでなくても、お孫さん、娘さんが喜ばれるなら、素敵な受け継ぎですね。
リフォームするジュエリーをお持ちいただかなくても、どんなファッションジュエリーがあるかをふら~っとお立ち寄りくださいね。
「これほしい!」と思うものがあれば、使っていない、お持ちの宝石でリフォームが可能かもしれませんよー。
リフォーム内容
今回お持ちいただいたのは2つの婚約指輪。
おばあちゃんの婚約指輪は…
指輪のプラチナ部分は買い取りさせていただき、ダイヤモンドのみ使用しました。
少し汚れが入っていたダイヤモンドだったので、とりまきのあるネックレストップをセレクトいただき、汚れが分からず、より大きく見えるネックレスにリフォーム。
セットでついていたチェーンはあずきタイプでしたが、ベネチアタイプに変更し、大人の女性でも上品につけらえるチェーンに変更しました。
おかあさんの婚約指輪は…
こちらも、指輪のプラチナ部分は買い取りさせていただき、ダイヤモンドのみ使用しました。
ピンクゴールドのネックレスに、ダイヤモンドをはめこみさせていただきました。
買取したプラチナの費用は、リフォーム代に補てんできる点も喜んでくださいました。
おばあちゃんの婚約指輪のbefore
おばあちゃんの婚約指輪のafter
おかあさんの婚約指輪のbefore
おかあさんの婚約指輪のafter