ダイヤモンドなどの石がなくなった時のリフォーム
2018.10.09.
story
『エルドー』で承っているリフォームといえば、ダイヤモンドやエメラルドなどの石の部分はあるけれど、デザインの問題でつけないからリフォームをするパターンが多いのですが、このたびのお客様は「ダイヤモンドを新たに購入する」という珍しいタイプのお客様のご紹介です。
以前、ダイヤモンドのついていた指輪のダイヤモンドだけどこかで落としてしまい、とりあえず、アクアマリンをつけられていました。
ジュエリーについているダイヤモンドやサファイヤなどの石は、基本接着剤などで土台につけることはありません。よくよく見ると、指輪もネックレスもツメで石がはずれないように固定されていたり、金属枠で覆っていたりとさまざまです。
ネックレスやピアスなどは、石に穴をあけることで土台の部分と石がはずれないようにします。
つけかたは異なりますが、基本宝石のすべては接着剤で土台にとめることはしないんです。だから、今回のように何らかのきっかけではずれてしまうことがあるのです。
この方の場合もツメはないですが、接着剤なしで固定されていました。しかし、なんらかのきっかけでダイヤモンドがなくなってしまったのです。本物のダイヤモンドはいれたいけれど…と思われてはいましたが、予算の関係でアクアトルマリンを入れて使われていました。水色がかっているのがアクアトルマリンです。アクアトルマリンもとっても素敵ですよね。
そして、今回ダイヤモンドを入れる!と奮起してくださり、お持ちくださいました。
今回は土台の部分はなにもつつかず、アクアトルマリンからダイヤモンドへの石の変更でした。
こんなにもイメージが変わりました。
やはりダイヤモンドをつけると高級感ありますよね。
そして、もう1点、ルビーの指輪をお持ち込みくださいました。
そして、もう1点、ルビーの指輪をお持ち込みくださいました。
こちらは土台のプラチナ部分が破損し、はめこまれていたルビーなども石がなくなっていました。
「直せるかしら?」とお持ちくださったのですが、土台の部分も破損し、石もないので、1からオーダーメイドで作るということになり、高額なものになることをお伝えさせていただきました。
もし、土台の部分が破損しておらず、石のみをご購入いただき、つけるということもできるのですが、四角のルビーの石で、しかもここにピッタリサイズでとなると、見つからないのもそうですが、こちらも高額なものになるとお伝えさせていただきました。
リフォームのよいところって、1つに購入するより少額で新たなものに生まれ変わるという点がメリットに挙がるのですが、それがクリアできそうにありませんでした。もちろん、高額でもしてほしい!ということであれば対応できるのですが、今回は違う方法でのリフォーム対応をさせていただきました。
両サイドのルビーなどが多く欠如していたので、センターの部分をカットし、ネックレストップにさせていただきました。これだと、センターの部分をリング部分からカットし、フックをつけてあげるだけなので、予算的にも抑えられ、全く使えない状態の指輪からネックレスへと生まれ変わることができました。
石がとれてしまった、なくなってしまった…、他の石に付け替えたいという場合もご相談くださいね~。
リフォーム内容
今回のリフォームは2点。
1点目はアクアマリンのついた指輪のアクアマリン部分をダイヤモンドに変えさせていただきました。
サイズが合う石があれば、ダイヤモンド以外でも対応可能です。
2点目は、石が欠如し、破損したルビーの指輪のセンター部分をカットし、ネックレストップにさせていただきました。サイドにダイヤモンドと四角のルビーがつき、センターにもルビーがついた全く使えなかった指輪がネックレストップとして生まれ変わりました。
2点目のリング部分は、プラチナでしたので、買取をさせていただきました。
before&after
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