ゆっくり流れる、こころ落ち着く尾道じかん。
2018.05.04.
尾道市は『エルドー』のある福山市の隣。
広島県の中でも、宮島に次いで有名かもしれない尾道です。
古い町並みが今も残り、ゆっくりと時間が流れています。尾道水道と山に挟まれた隙間に凝縮された魅力が詰まっています。
千光寺山の山頂から尾道を望む。
尾道に到着して、まず行ってほしいのが、眺望のよい千光寺山の山頂。
尾道観光はすべて徒歩。車は駐車場に停めて歩きます。
まずはロープウェイ乗り場へ。片道切符を買い、山頂へ。春は桜の名所である千光寺公園の展望台で尾道を望みます。
尾道水道を行き交う渡船、電車、しまなみ海道の島々、橋を渡る車…すべてがミニチュアのよう。
文学の小道をくだると千光寺が現れます。
山頂の千光寺公園を後に、坂道を堪能しながらくだります。迷路のような坂道の途中に素敵なお店やお宿など詰まってるんです。Google Mapがあっても迷うほど…。
まず現れるのは千光寺。
お寺なのに！？という真っ赤な境内。本堂でお参りしたら、お隣にある三十三観音堂へ。108つの桜木でつづられた大念珠がお堂の前に。これをひとつひとつ回すとカチカチと音が。煩悩を捨て、幸せを願いながら回すとよいそうですよ。
地元の人は知らない坂道カフェの名。
ある日、他県から来られたお客様が「尾道の坂道カフェに寄って帰るんです～」と。
うん？坂道カフェ？
そんなお店あったかしら？
というのも、旅の情報誌には尾道の坂道にあるカフェを「坂道カフェ」と呼んでいるようです。
その名の通り、坂道にあるため、車も通れず、階段と坂の上り下り。山肌に点在しています。
美味しいワッフルが食べられるお店♪
猫の細道をくだると、ロープウェイ乗り場にたどり着きます。その目の前にあるのが茶房こもん。
ひとり分ずつ、注文が入ってから焼くワッフルはまわりがサクッとしていて、中はふんわり。シンプルなバターワッフルも美味しいですし、クリームやアイスクリームがたっぷり乗ったワッフル…すぐに決められないほど、メニューに悩みます。
商店街の中にある尾道浪漫珈琲のワッフルも絶品！なぜか美味しいワッフルが多い尾道です。
スープの上に背脂が浮かぶ「尾道ラーメン」
尾道ラーメンの特徴はスープの上に浮かぶ豚の背脂。脂といってもしっかりした弾力を持ち、意外とあっさりしています。スープは醤油ベースで、小魚の出汁が効き、平打ち麺が多いです。
ロープウェイ乗り場からほど近くにある、きっと一番有名であろう尾道ラーメンのお店、朱華園。お昼だけでなく、15時頃になっても行列が絶えないことも。
尾道水道沿いにも、つたふじや壱番館など行列ができているお店がありますよ～。
朝7時開店の人気のパン屋 航路♡
商店街を歩いていると、朝7時からゾクゾクと人が入っていくお店が…。焼きたてのパンのにおいが漂う、パン屋航路さん。
ベーグルも10種類以上あるお店ですが、この日かわいいスタッフさんがおすすめしてくれたのは「ブリオッシュ・カネル」。シナモンシュガーとバターがしっかりしみ込んだ、パンなのにちょっぴりジューシー。
気さくなスタッフさんばかりなので、その日のオススメやスタッフさんの好きなパンを聞いてみるのも◎。
商店街を歩くだけでも心躍るスポットが！
商店街を歩くと、古民家を再生した素敵なカフェや雑貨屋さん、ゲストハウス、昔ながらの喫茶店、食器屋さん、手芸店…。現代と昔が融合した素敵な商店街です。
こちらはあくびカフェー。なぜか…カフェではなく、カフェー。店頭には、昔、スーパーの屋上やドラッグストアの前にあったような、パンダの乗り物。20円で今も乗れます。
奥に続くのはゲストハウスあなごのねどこ。尾道の商店街は間口が狭くても、奥はと～っても長い！
坂道や路地に潜んでいる雑貨屋さんやカフェたち
尾道駅の裏手の路地を進んでいくと、地元の人、いえ、そこの道を通らないと自宅に帰れない…そんな人しか通りそうにない道でも、そこを進むと三軒家アパートメントが。ここは古いアパートをリノベーションした場所。
カフェや雑貨屋が同居し、建物の内庭には憩いの場が。雑貨屋さんも古い素敵な小物たちも並べられ、床は昔のタイルのまま。昭和にタイムスリップしたような、そんな気持ちになる癒される場所です。
尾道さんぽをゴリラに目撃される！？
尾道駅からほど近い海岸線を歩いているとゴリラに尾道さんぽを目撃されました！ 顔を出しているのはゲストハウス ヤドカーリの窓…。
尾道にはゆるりな雰囲気やノスタルジックな街並みが気に入り、芸術家の方や面白い発想をされる方がたくさん移住されています。どこを歩いていても面白い発見がたくさんです。
1日では堪能できない尾道の魅力。
『エルドー』まで結婚指輪や婚約指輪を探しに来られた時はぜひ尾道にも立ち寄ってみてくださいね。古民家を改装したゲストハウスに泊まって、結婚指輪＆婚約指輪探しと一緒に、尾道も満喫。うん、いいかも～。
